熊本地震

岡山県総社市と災害支援協定を締結


当団体は昨日4月21日、昨年の熊本地震の際にテント村を共に運営した岡山県総社市と、「大規模災害時における支援に関する協定」を結びました。片岡聡一総社市長と当団体代表理事の野口が、総社市役所での協定締結式に出席し、協定書に署名しました。当団体はこれまで東日本大震災での支援などにおいて、総社市や長野県小諸市などの自治体と協力関係にありましたが、協定を結ぶことは初の試みとなります。

昨年の熊本地震において震源地・益城町許可のもと、現地で岡山県総社市他と運営したテント村は、避難所があっても怖くて屋内に入れない方々や、小さな子供を連れていて避難所に入りたくても入れなかった約600名の避難者がテント村を使用してくださりました。当団体は運営をつうじて、テント村のニーズならびに行政と共に運営をするスタイルの可能性に気づきました。

そして、岡山県総社市と当団体は、このときの経験を一度だけのものとせず、今後避けては通れない大規模災害に備えるため、協定を結ぶことに至りました。主な協定内容は、総社市や他自治体が被災した際のテント村の運営や物資の供給と、日本における災害時の避難所の選択肢の一つとしてテント村の普及、また各々の災害対応能力を向上させるためのテント村体験活動です。

今後、当団体は災害時における迅速な支援を目指し、飛行機や貨物列車などの輸送機関、物資の提供元、テントの設営等に慣れている団体との協定も打診していく所存です。一人でも多くの命を守るため、皆様のご支援を賜れれば大変幸いです。

 

熊本地震

毎日新聞・特集「熊本地震1年」


代表理事の野口が熊本地震支援に関して毎日新聞の取材を受けました。
以下より、映像にてご覧いただけます。

熊本地震1年:「発想の原点はベースキャンプ」 
日本初「テント村」元村長・野口健さんインタビュー(上)

*東京都レンジャー募集のお知らせ*


東京都環境局では、代表理事の野口が名誉隊長を務めている東京都レンジャー(自然保護指導員)の職員募集を行っています。今回の募集は多摩地区1名、小笠原地区1名の計2名です。

募集期間 

平成29年4月17日(月曜日)から同年4月28日(金曜日)午後5時まで。

詳細 

https://www.kankyo.metro.tokyo.jp/nature/natural_environment/park/ranger/index.html

ヒマラヤ大震災基金

進捗状況:シミガオンのお寺再建プロジェクト


ヒマラヤ大震災基金で再建を目指しているネパール、シミガオンのゴンパ(お寺)再建プロジェクトの進捗状況についてご報告します。

当団体は、ネパール全土に未曾有の被害をもたらした2015年の地震で全壊となってしまった、シミガオンのゴンパ再建を目指しています。ゴンパの設計は、世界的な建築家であり、世界各地での災害時における支援活動を数々行われている、坂茂先生に携わっていただいています。

再建現場のシミガオンは、ネパールのロルワリング地方の入り口に位置する山間の小さな村です。シミガオンとは、ネパール語でシミ=インゲン豆、ガオン=村を意味します。首都のカトマンズから村までは、直線距離で100kmほどですが、曲がりくねった道路が続くため、村から最寄りの車が走る道路まで8時間かかり、さらに3時間歩く必要があります。村にはおよそ120家族が生活を営んでいます。

シミガオンまでの道中。2015年夏

シミガオンまでの道中。2015年夏

シミガオンまでの道中。2015年夏

震災で潰れてしまったゴンパ

今月3月14日、現地シミガオンにて、打ち合わせを行いました。これまで関係者がカトマンズ市内で打ち合わせをすることはありましたが、坂設計事務所を含んだ現場での打ち合わせは初の開催となりました。

シミ村の全景。写真中央の青い屋根のあたりにゴンパを再建予定。

打ち合わせには、下記のメンバーが参加しました。
坂設計事務所、原野さん
シミガオンのゴンパ再建委員会3名
シミガオンの村民およそ80名
当団体、小島

打ち合わせでは、村人との顔合わせ、原野さんによる建築家の観点からみた状況把握、今後のスケジュールの確認を主に行いました。実際に現場を訪れることによって、これまで想定になかった土壌を掘り下げる必要性や、今までの打ち合わせで問題ないとされていたモンスーン時期の作業が難しいということなど、実際に現場を訪れて、初めて判明したことがありました。

打ち合わせを踏まえ、今後のスケジュールは下記を予定しています。
5月    土壌整備
6月〜8月 モンスーンシーズンのため作業中断
9月〜   建築開始

村人の代表から「2015年の地震以降、毎日のプジャ(お祈り)に欠かせないゴンパがなくなってしまい、同時に村人が集まる場所もなくなってしまいました。再建を楽しみにしています。」と挨拶がありました。別れ際にも、何人もの村人から、握手した手に額をつけながら「ありがとうございます」と言っていただき、また”カタ”とよばれる歓迎や感謝の意を表すスカーフや、現地ではラリーグラスと呼ばれる石楠花のプレゼントがありました。

当団体では、シミガオンの村人の心の支えであるゴンパの再建に向けて、尽力します。宜しければ今後もご支援いただければ大変幸いです。